PMS(月経前症候群)の悩み

日常

日ごろから悩んできるので改善方法について調べてみようと思いました。
この数年前から身体的にも精神的に変になったり体が重く感じることが何度か繰り返すことがありました。その時は何も知らなかったのですがあとになって「あれ?生理前に起きてるな」と気づき、これがPMSということが分かりました。

PMSって?

PMSとは月経前症候群と呼ばれる月経がはじまる3~10日前ほど前からくる身体的、精神的に現れる不快なさまざまな症状のこと。

「私だけ?こんなの一部の人だけに起こるんじゃ…。」と不安に思っていましたが、月経のある女性の70~80%は何らかの不快を感じているそうです。その中でも症状の重さについては差があるようです。

年齢に合わせて症状の種類も変わってくるようで20代の頃はくよくよや憂鬱なことが多いが、30代ではイライラと怒りやすくなることが多いとのこと。また出産などのライフステージによっても影響が変わってくるようです。

からだの不調

  • 肌荒れ
  • 倦怠感
  • 胸が張る
  • むくみ
  • 食欲不振
  • 食事量増加
  • 甘いものが食べたくなる
  • 腹痛、腹部の張り、重だるさ
  • 腰痛           など

こころの不調

  • 気にならないことでもイライラしてしまう
  • 家族に八つ当たりしてしまう
  • なんでもないことでも泣いてしまう
  • 日中眠くて仕方がない
  • 夜な寝た気がしない
  • ぼーっとする、気分の落ち込み
  • 感情の起伏の激しさ
  • 仕事や家事がはかどらない    など

症状は非常に多く200種類以上といわれているようです。

ただ日常生活に支障をきたす場合はPMSとされます。

気分変調が激しい場合は「月経前不快気分障害」と呼ばれる精神疾患のひとつとして扱われ抗うつ剤などの内服治療が必要になってくることもあります。

また、PMSに比較してより精神的症状が主で社会的活動や対人関係が妨げられるものをPMMDと言います。

PMSの原因・要因は?

はっきりとした原因はわかっていないところもありますが、

大きな原因は

  • 女性ホルモンの変動(特に黄体ホルモン)
  • 最近ではセロトニン、GABA(ギャバ)などの神経伝達物質の不足やバランスの崩れが関係しているとも言われている

そのほかの要因としては

  • ストレス(外的要因)
  • 性格(気質要因)
    真面目、几帳面、律儀、完璧主義、負けず嫌い、生活リズムが変則的、こだわりが強い、自分に厳しい
  • 不規則な生活習慣
    コーヒーをよく飲む
    飲酒、喫煙

これらの要因もあり個人差がでてくる。外的や器質的要因がある場合は特にPMSの症状になりやすくなるようです。

PMSを和らげるためには?

要因を改善する

これらの多くの要因を改善していくことがPMSを和らげることにつながる場合もあります。

・不規則な生活をしないようライフスタイルを改善する

・ストレスを溜めすぎないように発散する

・バランスのとれた食事をする、甘いものを食べ過ぎない

・アルコールや塩分、カフェインの摂取や喫煙を控える(水分、塩分は関係ないといわれるようにな)

・軽い運動をする(ランニングなど有酸素運動がいい)

・自分のPMSの症状をメモつけて理解していこう

私もPMSの症状が月によって重さが違うことがあり、軽いときは「よかった。ラッキー」と思っていました。毎回楽だったらいいのにと重さの違う原因を考えても分からなかったのですが、メモをつけてみるとストレスが少ないときとかバランスのいい食事をなるべくとるようにしたり、いつもより運動した後のPMSの症状が軽いことが気がつけました。

そのためにも「自分のPMSについてメモをとる、生理周期をつけて生活を考える」というのが大切。

私は今まで「どうしていつもより怒ってしまうのか。ダメなのに…」と自分を責めてさらに落ち込んでしまうこともありました。PMSの症状がコントロールできないことも多いですが自分に起きている症状がPMSによるものだと分かるだけでだいぶん心が楽になりました。

自分の体を知り調子が悪く感じたら無理して普段と同じように過ごそうとせずに自分に優しくして上げるのが大事です。

よもぎ蒸しを試してみる

これは自分が体験しての個人的な見解なのですが、体調を整えPMSにも効果があると感じました。
リラクゼーションサロンなどで最近「よもぎ蒸し」メニューに増えてきています。冬で冷える時期には冷えきったた体が芯から温まるのでとても人気が増えています。

私が受けたよもぎ蒸しはレインコートみたいな全身を覆うビニールガウンを着用し穴の開いた椅子(イメージとしては便座のような形態)に座りました。そして椅子の穴からよもぎを蒸した蒸気が上がるのでそれを肌に直接浴びスチームサウナをしていような感じでした。
よもぎ蒸しの方法については店によって違いがあるとは思います。

どんな人にオススメか…

  • 冷え性
  • 生理痛、PMS、更年期障害、妊活
  • ストレス、不眠症、肩こり、便秘、痔
  • ダイエット、代謝亢進、体質改善
    など

<よもぎ蒸しの効果とは>

よもぎ蒸しの一番の効果は「からだを温める」ということ。

体を温めて血流をよくすることで発汗させ老廃物排出を促しからだを整えると言われています。また、デリケートゾーンを直接温めることで生薬の成分が直腸粘膜に吸収されるため高い効果があるといわれています。(皮膚に比べ粘膜は吸収率は13倍近くに及ぶといわれており粘膜の吸収率がよいため)

不妊治療にも効果があるそう。これは冷え性など基礎体温を整えることで妊娠しやすい体づくりを促す効果があるようです。他にも生活習慣、ストレスや冷え性などの現代による弊害による不妊の様々な原因を改善すると言われています。

「からだをあたためる」=「温活」ということで体内の温度を上げて代謝を高め基礎的な体作りを正し、症状を和らげるということです。よもぎ蒸しは1300年前の中国で楊貴妃が開発し韓国では600年前より産後ケアの民間療法としてポピュラーでしたが、日本でもここ数年から人気が上がっています。デトックスなどインナービューティーの思考が高まっているのもあると思います。

よもぎ蒸しによる急な血流の巡りが上昇が起こるので循環器の疾患を抱えている方、生薬の内容(紅花など)による対象外な方など副作用とかもあるとはサロンやネットであがっているのでそちらも確認しておくといいですね。

個人的な感想なので効果は人それぞれだと思いますので興味ある方は試してみてください。

医療機関の相談も考えてみる

また前まではPMSの原因も根本的な治療も不明なことが多かったのですが最近になって少しずつ分かってきていることもあるです。

先ほども書いていたように症状が強いPMS・PMDDの場合、薬で治療する場合もあります。
薬は漢方と内服があります。薬ではSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)で70%のひとが改善したと結果が出ているようです。SSRIはうつ病の治療薬ですがうつ病の方は効果が出るのに2週間ほどかかるようですが、PMSの軽い人は数日で効果が出るとのこと。また毎日服用せずに月経6日前程度から服用するだけでも効果があるそうです。

症状でお困りなら医療機関へ相談に行ってみるといいかもしれません。

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