アニメ「クズ悪役自己救済システム」 / 小説「人渣反派自救系统(さはん)」を見よう!

BL

アニメ「クズ悪役自己救済システム」とは?

アニメ「クズ悪役自己救済システム」とは中国の小説家 墨香銅臭のBL小説『人渣反派自救系统(じんさはんぱじきゅうけいとう)(略称:渣反(さはん)、svsss)のアニメです。
声優さんも豪華でアニメのPVも発表されており期待大ですね。
中国では『穿書自救指南』のタイトルでCGアニメ化されており、それを日本版に吹き替えたもの。
 小説『人渣反派自救系统(じんさはんぱじきゅうけいとう)はWeb小説サイト「晋江文学城」で公開されていた作品で墨香銅臭のデビュー作品。(現在は残念ながらサイトでは公開されていません。)
海外でもかなりの人気を誇っている墨香銅臭さんの作品は世界的にも各地で邦訳版小説されています。
初小説とは思えないぐらいとても面白く文量も多く読み応えがあります。
墨香銅臭さんの作品といえば一番有名で中国でもドラマ・アニメ化された『魔道祖師』や中国でアニメ化された『天官賜福』などあります。

日本でも遅いですがやっと日本語訳の小説の発売が決定されました!
プレアデスプレスにて2023年11月9日より連載開始され各電子書籍にて配信決定!
イラストはさくらもちさんが担当されておりpixivでも、さはんのイラストでの素敵さな作品を描かれていたのでファンからすると期待通りで嬉しすぎる。今後の小説のイラストも楽しみです。

ストーリー

主人公の沈垣(しんえん)は、Web小説を読む趣味がある堅実な青年。男性向け超人気エロハーレムWeb小説『狂傲仙魔途(きょうごうせんまと)』の熱心な読者だったが完結に納得がいかず、罵倒していた所で肉まんを詰まらせて本当に死んでしまう。その悪口が沈垣の最後に吐き出した言葉となった。

沈)主人公様様ご都合主義すぎるストーリ。側室に迎えるといった数人の女性は?虐殺事件の犯人は?広く知られたキャラクターたちは?
みんなどこにいった?読み続けたが残された多くの伏線ネタが最後まで回収されなかった!
「間抜け作家が書いた妄作だ!…!」バタリ(最期の言葉)


頭に響いた機械音。その機械音はグーグル翻訳音声の様な『YOU CAN YOU UP, NO CAN NO BB.(文句があるなら自分でやれ、出来ないなら口を挟むな)』のシステム音声と共に異世界に転生していた。

沈)(目が覚めたら見慣れない天井に古風な服を着た自分と横に座っている礼服の男…)
「あー…ここはどこですか?」

岳)「まだ目が覚めていないのか?ここは君の場所である清浄峰だ。…」
「清秋師弟、私の言うことを聞いているのか?」

{システム活性化に成功!洛氷河の師匠である蒼穹山派清静峰峰主「沈清秋」と連動しました}

沈垣は死ぬときに文句を言っていたWeb小説『狂傲仙魔途』の世界に転生していた。悪役師匠の沈清秋(しん・せいしゅう)として。
目が覚めた彼の横にいた男は沈清秋の兄弟子:岳清源(がく・せいげん)だった。

沈清秋は弟子である洛冰河(らく・ひょうが)(『狂傲仙魔途』の主人公)の天賦の才を妬み、門下を率いて数年間に渡り虐げ、最期は闇堕ちした洛冰河によって人棍(人豚)の拷問を受ける、沈垣が知る中でもクズ中のクズなキャラであった。

沈)死んだのにハーレム小説に転生し復活できた。助かった。死ななかったのは幸いだけど…
憑依した人物は主人公と対立する悪役でクズの「沈清秋」じゃないか!


さらに、システムによって決められた沈清秋の「B格ポイント」が0になると即死。洛冰河の主人公としての「COOLポイント」が0になっても即死。

沈)ポイント0で{元の世界に自動送還されます。} 元の世界?
元の世界の俺は死んでるからポイント 0=死 じゃないか!!
「洛氷河はどこにいますか?」

岳)「君が彼を嫌っているのは知ってしるが、あの子も努力している。これ以上罰を与えるな。」

沈)「(嫌な予感)・・・。それで彼は今どこにいいますか?」

岳)「君が吊って殴ったあと、ずっと物置に閉じ込めておいたんじゃないか?」

沈)!!!!?!  


頭を抱えた沈清秋はなんとか原作の拷問ENDを回避するため、システムのルールに縛られながらも洛冰河へ弟子として大事に接しつつ、原作通りの3000人の美女ハーレムの魔王にするべく奮闘!

洛)「師尊(しずん)!!」(キラキラ)

沈)「氷河、何度も呼ぶのはやめなさい。もう子どもでもないだろ。」よしよしヾ(・ω・`) 
(え?なんで急にポイント上がったの?まぁいっか。死亡ルートを回避だ!)

なぜかやたら洛冰河に懐かれる様になってしまい、小説のストーリが変わる……?!
悲惨な運命を変えられるのか?

原作小説とアニメでは少し話が変わっている部分もあるかもしれませんがアニメはコメディ要素が強く楽しめそうです。

登場人物

  • 沈清秋 / 沈垣(しん・せんしゅう/シェン・チンチュウ 、しんえん/ シェン・ユェン)
    CV:梶 裕貴
    蒼穹山派第二峰、清静峰の峰主。修雅剣の二つ名で知られる。
    端正な外見で美男子の風采、眉毛と目と髪は漆黒。唇は薄く、文系顔で体も細く手足も長く優雅な雰囲気がある。扇子を愛用。外見は良いが人柄は劣悪。
    原作『狂傲仙魔途』では、才能ある主人公に嫉妬し執拗な虐待を繰り返していた。
    最後は魔王になった洛冰河に四肢を切断など拷問をうけることになる。
    主人公が14歳の時に沈垣が沈清秋として転生。原作から逸脱しすぎないよう装いつつ主人公を正しく育成し拷問エンドの回避に奮闘。中身の沈垣はオタクのツッコミ魔でシステムからの横暴やキャラ・ストーリーの変化に沈清秋の皮を守りつつ全力でツッコむ。見た目とのギャップが激しい。悪口や批評をするが作者よりも『狂傲仙魔途』に詳しい程の古参オタク(ID:絶世黄瓜 このネームでコメントをよくしていた 作者に認知されるほど)であり完結まで読み続けていた。
    逃げ腰な性格かと思えば意外と男前な面と包容力があり、清浄峰の弟子たちや仲間からも愛されるキャラとなる。
  • 洛冰河(らく・ひょうが / ルオ・ビンハ)
    CV:浪川大輔
    Web小説『狂傲仙魔途』(以降、原作といいます)の主人公。
    魔界の聖君と人間の間から生まれたハーフで絶世の美男子。瞳は明けの明星の様に煌めき、若々しく優しげで高潔不屈な美少年で作中一番の美形。生まれながら捨てられタライの中で水路を流れているところ救い出される。ちょうどその頃は川全体に薄氷が凍る季節だったため「洛氷河」と名付けられた。優しい育ての母と暮らすようになるが貧しい生活を送っていた。
     原作では、不幸な生い立ちの末、師である沈清秋とその一門(沈清秋の弟子たち)のに執拗な虐待を続けられた。数年間の恥辱に耐えて過ごすが17歳の仙盟大会に出場し沈清秋の計略にはまって魔界と人間界の隙間である無間深淵に落ちる。その結果、魔族の血脈の封印を解き深淵で修練に励み魔族を従え人間界に戻る。この時期以降、洛氷河のブラックな面が激しくなりカンストした対人スキルで人間を魅了し、虐待した相手を殺戮し、権力を奪い、昇りつくす。まさに下剋上、復讐劇を繰り返し伝説となった洛氷河は三界天下統一を見事達成。その後は数あまたの側室を迎えハーレムをつくる。すべての女性キャラクターは洛氷河に惚れてしまうため出会った美女は全て洛冰河のハーレムに入り子々孫々まで栄えた。
     沈垣が転生した沈清秋と関わっていくことで、最初は罰を受けた過去があるため疑いつつも持ち前の天性の素直さで段々と彼を慕う気持ちが芽生える。かなり執着心が強い。
  • 岳清源(がく・せいげん / ユエ・チンユエン)CV:佐藤拓也
    第一位の統括を司る峰:蒼穹山派の掌門、穹頂峰の峰主。沈清秋の兄弟子。
    原作の『狂傲仙魔途』では、ある罠に陥り体が粉々になるまで矢で撃たれ残酷に殺される。
    柔和で落ち着いた性格。沈清秋に関しては、常に彼をかばう姿勢を見せる。性格は良い人なので沈垣がかなり好きだったキャラクター。佩刀「玄粛剣」は絶大な力を持っている。
    沈垣が転生した後の沈清秋の人が変わったような落ち着いた態度に違和感を覚えつつも、やはり見守る姿勢を見せる。沈清秋には過去に個人的な深い関わりがある。
  • 柳清歌(りゅう・せいか / リウ・チンガ)CV:梅原裕一郎
    「好きで来たい者がやられる覚悟で来るといい」を掲げる、蒼穹山派一の戦闘を得意とする武闘派で有名な峰百戦峰の峰主。沈清秋の弟弟子にあたる。強い。不敗無敗神話を誇る剣術の達人。性格は傲慢なツンデレ。外見はハンサムで、外見だけなら柳を背負う花の様な少年。原作の男性読者から一番人気があったキャラ。「戦神」柳清歌に憧れていた沈垣は威風堂々としたイメージとは真逆の容姿に衝撃をうけ夢を砕かれたと内心ツッコむ。
    実妹の柳溟煙は絶世の美女と言われるヒロイン。
    原作では、沈清秋と常に敵対しており仲が悪い。修行中に霊力が暴走した状態になったことに乗じた沈清秋によって命を落とす。
     沈垣転生後の沈清秋に助けられた事を機に、徐々に心を開く姿勢を見せるようになり、沈清秋を助ける相棒的存在になっていく。沈清秋が名前を呼べばすぐに現れるほど。互いに信頼する関係になる。
  • 寧嬰嬰(えい・ねいねい / ニン・インイン)CV:豊崎愛生
    清静峰門下の女弟子で天真爛漫な可愛い美少女。洛氷河の姉弟子であり幼馴染み。原作では沈清秋が一番かわいがっている弟子で私的な好意を寄せていた。無邪気でおしゃべりな性格で空気が読めないところがあり、ある意味で洛氷河を巻き込んで問題を増やす。洛氷河の後宮に入る妃の一人で、典型的なサークルクラッシャー型ヒロイン。
  • 紗華鈴(さかれい/シャーホワリン)CV:小松未可子
    魔族の聖女。『狂傲仙魔途』では洛氷河の後宮に入る妃の一人。洛氷河に出会って以降、好意を寄せる。高飛車で計算高い性格。セクシーな外見描写とともに読者人気の高いヒロイン。よく服が破れるなどサービスシーンを提供してくれる。
  • 明帆(めいほ / ミンファン)CV:西山宏太朗
    洛氷河の大兄弟子。原作で沈清秋の洛氷河の虐待に一番熱心に協力していたため沈清秋に気に入られていた。ブラック化した洛冰河に惨殺され死亡。外見は口が尖っており、猿の頬に似ていて貪欲に見える風貌。おしゃべりで口が軽い面がある。
    沈垣転生後の沈清秋からは逆に遠ざけられ側に置かれるようになった洛冰河に嫉妬する。沈清秋には違和感と洛氷河への対応に不満を覚えつつもそのまま慕っている。寧嬰嬰を気に入っている。
  • 柳溟煙(りゅう・めいえん/リウ・ミンイエン)CV:赤崎千夏
    蒼穹山派一の美女で仙姝峰の一番弟子。柳清歌の妹。原作では洛冰河の後宮に入る妃の一人で。才色兼備の第一ヒロイン。顔半分は布で覆われており神秘的な美しさを醸し出している。

小説の世界観は中国ファンタジー

架空の古代中国を舞台にした「仙侠」の世界観。仙挟小説というのは武侠にファンタジーが追加されたジャンルで仙挟とは仙人になることを目指す世界。中国に伝わる伝説や神話、道教の思想が基になっていてゲームや転生漫画でもよく使われています。そのため中華風ファンタジー要素が初めて見る日本人にとってはいまいち世界観の理解が追いつかない場合もあるのですが、見ていくとなんとなく世界観が分かってくるので心配しなくても大丈夫。
仙挟には道教の思想が反映されており、
神仙思想…肉体を維持しながら人々は修行を積み天からの罰や災いを経験して万物の道を悟った不老長寿の仙人になること、その先の神という存在になれることを理想としたもの。
そのため沈清秋も修養を積んでいたため年齢を関係なく青年の外見を維持できています
閉館修行…修行者が一定期間、安全を確保した場所に引きこもって修行に専念すること。

また中国ファンタジーでは人が修練すれば空を飛べるようになる設定が多いです。
護剣術…剣に霊力を込めて空を飛ぶこと(ハリポタでいうと箒のようなもの)

 など様々な中国ファンタジー要素が作中に展開されます。

さはんの世界は?

人間が生活する人界、人が仙人になる為の修行を行う為に入る修真界、魔族が住む魔界、(さはんの世界にはこの三界で成り立っている)が存在している。
修真界には蒼穹山十二峰と呼ばれるところがあり、その名の通り十二の峰から成り立つ修真界一の大仙門でそれぞれの峰は虹橋でつながっている。峰には特徴があり役割に沿った峰主を抱える。
そのなかでも蒼穹山幻花宮昭華寺天一観の宗派が、四大宗派と呼ばれる。
人界と魔界は表裏一体で、紙の裏表のように別次元に存在する。
境界には無間深淵と呼ばれる、溶岩が吹き出し悪霊が跋扈する地獄のような異次元が広がる。
境界から行き来は可能だが種族の違いで領域不可侵であるのに変わりなく、特に数年前に起こった修真界と魔界の大戦もあり、仙人と魔族との確執は根深い。
魔界は、南北に分断されており、かつて魔族聖君である天琅君(主人公の父)が統一支配していた。


現在は人界、修真界と魔界はなんとかバランスを保っている状態のなかストーリが繰り広げられます。

アニメの放送時期はいつ?どこで放送される?

「クズ悪役の自己救済システム」(さはん)の吹き替え放送が決定!

ついに放送されます!楽しみですね!

2023年10月よりBS11・WOWOWで放送
BS11:10月14日より毎週土曜22:00~
WOWOW:10月18日より毎週水曜24:00~
dアニメストア:10月14日より毎週土曜22:30~
他配信サイト:10月17日より毎週火曜12:00~

これはぜひ見よう!原作小説も読むべき!

浪川さんの沈清秋の優雅なかっこいい声も、梶さんの「師尊」のピュアな氷河、ブラック氷河の声も素敵ですね~。ありがとう!感謝しない。

原作は中華BL小説ですがBLな部分を除いても面白いのは間違いないし沈清秋と洛氷河の原作とはかけ離れていく関係性に引き込まれるれ続きが気になります。沈垣のツッコミや周りに振り回されながらも奮闘する姿が爽快でかなり面白いです。私はハマって翻訳までしてすべて読んでしまいました。

小説も日本語訳が連載されるため、ありがたいですね。原作の本は絶版しているようで手に入れるのは難しいし台湾版はあるようですが訳すのが大変ということもないのでみんなで楽しめます!
この機会に「さはん」の面白さに沼ってみるべきです!

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